「それでもボクはやってない」を観ました♪：流星のサドル：So-net blog

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「それでもボクはやってない」を観ました♪　[映画] [編集]

'９６年に名作『ＳｈａｌｌＷｅダンス？』を製作して以来、

１１年間新作を発表していなかった周防（すお）正行監督　　が、

「“撮らないわけにはいかない”という使命感を持って作った初めての映画です。」

…という決意をもって完成させた 痴漢冤罪事件を題材にした社会派作品

　『それでもボクはやってない』を観ました。

　公式ＨＰは こちら

十人の真犯人を逃すとも、一人の無辜（むこ）を罰するなかれ

この映画は、周防監督が実際に起きた痴漢冤罪事件の報道に興味を持ち

取材を進めていくうちに、日本の刑事裁判が抱えている問題点を目の当たりにし

３年の年月をかけて丹念な取材を重ねた上で（←もちろん多くの裁判も傍聴し）、

ほぼ ドキュメンタリーとも言えるような裁判の一例を映像で綴っています。

日本で社会生活を送る方でしたら、これは絶対に観たほうがいいです！（←断言！）

ブログに映画感想を書き続けてきて、ここまで差し出がましいことを書いたのは

初めてではないかな！？でも、マジで思っております。

製作に フジテレビが参画しているので、じきにＴＶ放映もされることと思います。

２００９年に 裁判員制度が実施される折も折、

その前には目を通しておいたほうが良いですよ～

「僕は田舎に住んでて、電車にも乗らないし、ましてや混んでる所なんて行かないし。。。」

…という方もです！これは「痴漢」自体を主題にしている…と言うよりは、

日本の「裁判」というものの現実に注目を促し、そして問題提起をするために

作られた作品だからです。

どんなに善良に生きていても、突然濡れ衣を着せられる…という事態は

誰にでも起こり得る事。

この作品の主人公を、“連続殺人犯”とかには設定しなかったのも、

観る人に “自分にも充分起こり得る事”という実感を持ってもらいたかったから…とのこと。

（女性にとっても、家族の中の男性や恋人のことを考えたら、極めて身近ですよね。）

（だからこそ、最近は「振り込め詐欺」の格好のネタにされているみたいですが…）

さらに監督は、この主人公の人物像を、〔家庭を持っている中年サラリーマン〕か

実際に演じられた主人公＝〔フリーターの独身男性〕かで、最後まで迷ったそうです。

ただ、家庭を持っているサラリーマンが主人公だと、その家族＝妻や子供や周辺関係者達の

心の葛藤や社会的動転等の人間ドラマの幅が広がるし、

そういった描写にも時間を割かなければバランスの取れた内容にならない！

けれど、そちらに時間を取られると、一番伝えたいところの

裁判制度そのものに寄せたい主軸がブレる！…という思いから

結局、身の周りに及ぼす影響力が比較的身軽な（!）〔独身青年〕に設定した…とのこと。

↑それでも２時間２０分の上映時間！でも、全然長く感じません。

無駄なシーンなんて、全くありませんでした。（←断言！）

私は、お年頃の娘を持つ母でありますので、満員電車内で痴漢を実行する男性には

「痴漢は、まぎれもなく憎むべき犯罪行為である」…ことを再認識していただきたい

思いに変わりはありません。

このドラマは、痴漢の被害に遭った女子中学生が、勇気を振り絞って

その犯行を行った（…と思った）相手を訴えるところから始まります。

このドラマの主人公は無実であり、この出来事によって、

以後過酷な取調べ⇒裁判へと引きずり込まれていくことになります。

でもあくまでも、罪が宿るのは彼に冤罪を与えるように作用してゆく制度と構造であって、

この少女の行動を責めるような気運が起こっては困ります。

この作品の主人公の悲劇に思い入れることで、今度は

勇気を持って被害を訴える女性の意気が挫かれることが起こりませんよう！

それだけは明記しておきたく思ったりします。もちろん、「もし冤罪であったなら

大変な事だ！」…という認識を、新たに深く胸に刻んだ上で！…という事ですが。。。

実は…私の親族には（元）裁判官が居ります。

義姉（兄のお嫁さん）のお父様が裁判官でした。現在は定年で退官されてますが。。。

もちろん仕事をされている様子なんて、全然知りません。

今回このドラマで、周防監督ご本人が取材で観察してきた上で描かれた裁判官像や

警察署⇒検察庁の取調べの様子には、腰が抜ける程びっくりしました。

確かにこんな様相の現場も在ったのでしょうし、

多分こんなではない現場も在ろう事と思います。

自分の親戚や友人に、たとえ法曹界の一端に従事する人が居ようとも、

それで全ての係争事から逃れることなど出来ようはずもありません。

（このドラマ内でも、ままならない現実に打ちひしがれる弁護士の姿も描かれています。）

今後自分の家族の将来で、こんな公権力に遭遇したら、たまったものではありません！

でも、監督もおっしゃっていますが、その中の一人一人の人は

決して「悪人」ではありません。

劇中で横暴な態度で取調べを行っていた警察・検察の職員も、

毎日毎日嘘つきでタチの悪い本物の犯罪者（!）と対峙し続け

神経がヘロヘロに疲れきっている合間に、

ひょろっと（!?）善良でも不器用な被疑者に出会っても、

なかなか体勢を変えることができないのかもしれない。。。

自分が善良でさえ居ればきっと理解されて救われるはずだ…とは思わずに、

現実に何が起こっているのかを知ろうとするべきだ！…というところが、

この映画の主旨でありましょうや。

脚本の内容だけでなく、この映画内ではセットも本物志向の極み

　← この接見室の仕切りガラス

話が聞こえるように穴が開いてますよね。ただ丸く穴が開いていると、隙を見て

“筒状に丸めた”紙を突っ込んで受け渡すこともできてしまうので、本物は

穴開きガラスを少しズラして２重に重ねてある（!）ため、結果穴の形が歪んでるんですって！

もちろん周防監督は、費用がかさむにも係わらず、本物仕様に作った…とのこと。

この増した厚みでも、被疑者に威圧感・距離感をすご～く感じさせるらしい。。。

この映画内で、何が何だか混乱したまま警察署から検察庁に連行された主人公が

待機する場所として描かれている『同行室』 の存在←これも

スタッフの誰も見られなかったところを、現実に経験した当事者への取材を基に

忠実に再現した…という熱意と執念が作り上げたよ～なセットです。

実際、「被疑者」でしかないのに、まず ↑こんな所に終日拘束（監禁！？）されるなんて、

人権無視も甚だしい現実に、驚愕してしまいます。ホントに。。。

こういう事の積み重ねで、何よりも神経が参っちゃうのよね

↑ こういった裏話は、今 〔ｉＴｕｎｅｓ〕の〔Ｐｏｄｃａｓｔ〕で配信＆更新されている

『周防監督日本あっちこっち』でも知ることができます。

↑ これは、この映画のキャンペーンのために周防監督が出演者と共に

日本各地や最後は Ｎ.Ｙ.にまで駆けずり回っている様子を取材した映像です！

〔ｉＴｕｎｅｓ〕等専用ソフトをインストールされてない方は

公式ＨＰ←から動画ファイルを直接ダウンロードできるみたい♪

本編を観る前にちらっと覗いてみて下さいマセ！

周防監督や出演キャストの主張・独り言がいろいろ聞けるので、

私もとっても参考になりました♪ (*^^)v

相変わらず、あらすじの説明もしないで、雑ネタばかりを並べて、スイマセン。m(__)m

そうそう。劇中では、主人公の元カノ（←今の彼女じゃないのよ）が

彼の無実を立証するために協力してくれたり、

最初は「痴漢被疑者の弁護なんて、不愉快私だって女なんだから！」なんて

不本意だった若い女性弁護士が、彼の真直ぐな人柄に共感して、

やがては彼のために必死で奔走するよ～になります。

ちょっとばかり要領が悪くても、そんな「人柄」というものは、やっぱり己を助けるんですネ。

とんでもない窮地ではあるけれども、ほのかな灯りが見えるよ～でしたよ。(*^_^*)

それでもボクはやってないスペシャル・エディション（2枚組）

出版社/メーカー: 東宝
発売日: 2007/08/10
メディア: DVD

それでもボクはやってないスタンダード・エディション

出版社/メーカー: 東宝
発売日: 2007/08/10
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2007-02-06 05:22 nice!(12) コメント(28) トラックバック(7)
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nice! 12

この力作記事　アップした瞬間から読ませて頂きました。
湯気立ち上るアツアツの文章は、何も “出来立て” だからという
だけでなく、流星さんの熱き心、熱き血潮？の放射によるものだ
と読みながら得心いたしました。
ナイス・レビューです！
by Hiji-kata (2007-02-06 05:23)

＞土方歳三様
はじめまして。おはようございます。m(__)m
お立ち寄りいただき、光栄＆恐縮です。^^;
実は、ＵＰしてからもちょこちょこ推敲しているんです。スイマセン！
不完全な記事を公開してしまって！この映画に関する他のブログ記事で
よく見かけたような内容と違った事＝個性のある内容を書きたいと思い
つつ、力不足で叶わず、じりじり（!?）しております。変更部分あること、
お許し下さいマセ！m(__)m
by 流星☆彡 (2007-02-06 05:35)

流星☆様
早すぎてゴメンなさい。。。f（＾＾）

生き急いだ男より
by Hiji-kata (2007-02-06 05:43)

＞土方歳三様
あっ！大変失礼いたしました！今書いてある文章で完了いたしました。
m(__)m　私の悪い癖で、公開してから手直ししたり、新たな情報を入手
するとどんどん≪追記≫として書き加えたりしてて。。。自由なブログと
いう事で、お許し下さいマセ！m(__)m
ところで…『土方歳三』様ですか！？素晴らしいＨＮですね♪ かつて
ＮＨＫ大河ドラマ『新撰組！』で土方歳三役を演じた山本耕史クン☆が、
このドラマでは主人公の親友役を演じてますが、彼だったら、電車で
訴えられても、要領良く切り抜けて、警察に連行なんかされないで済む
感じでした～。そ～言ってしまったらそれまで…なんですけどね。^^;
by 流星☆彡 (2007-02-06 06:04)

流星☆様　何度も恐縮です。
これ　ボクも見ました。
とても良い映画でした。レビューも書く予定です。
おやっ？　「新撰組ファン」でいらっしゃいました？
それは何よりです（笑）
ところで「流星」ってＨネーム、最高ですね！
それでは　また伺います。
by Hiji-kata (2007-02-06 06:30)

＞土方歳三様
『それボク』ご覧になったんですネ♪感想を楽しみにしております。
これ、書き始めたらいろいろな観点で書けて、土方様なら超力作☆に
なりそ～ですね。
ところで…残念ながら私は「新撰組」ファンと言うよりも、香取慎吾ファンで
大河ドラマにも魅了されていた筋（!?）でございます。(^^ゞ　あしからず。。。
by 流星☆彡 (2007-02-06 07:11)

これまた熱の入った映画解説楽しく読ませてもらいました。（笑）
どんな状況で自分が事件にまきこまれるかわからないですよね。
社会勉強のためにも見てみたい作品です。
映画を作るには監督自身でいろいろ調べて作るのか・・・なるほど。
by (2007-02-06 11:59)

周防監督、最近よくテレビにも出演してますね。
この前DVDで「十二人の優しい日本人」を観ました。陪審員制度についてすごく考えさせられました。この映画も是非観たいと思っています。
by nonkumi (2007-02-06 15:22)

よくテレビで取り上げられていますよね。
by noric (2007-02-06 17:38)

この前いいとものＴＶショッキングで、蘭々ちゃんが出て
熱く語ってた映画だ！
痴漢の冤罪ってホントに多いみたいだもんね。
タモさんが、間違えて女性専用車両に乗ったときは
早く次の駅についてくれーーー！って自分の体験談話してたっけ。（笑）
まじめな話、会社に居られなくなったり、子供がイヂメにあったりと
家族を巻き込むから大変だよねー。
男に生まれてたら電車に乗るときは両手上げて乗らなきゃ。＾＾；
スキン大丈夫そうだね♪（＾▽＾☆
by がぁこ (2007-02-06 20:28)

あれ？背景が真っ白になっちゃった・・。
でも文字は見えてるけど・・。
どーしちゃったのかな？？＾＾；
by がぁこ (2007-02-06 20:29)

＞がぁこ様宛特報！？
只今、教えてもらったベース・カラーの変更を試行中です～！(~_~;A)
なんか大変そ～！(*_*;)ゞ
by 流星☆彡 (2007-02-06 20:32)

＞ミラクルママ様
周防監督…奥様＝草刈民代さんに「今日も（裁判所に…）行くの？！」と
毎日聞かれる日々…だったんですって！映画内でも『傍聴オタク』の人達が
出てくるんですけど、書記官に「別の法廷で面白い事件やってるよ。」と
声をかけられる（!）こともあったんですって！『傍聴オタク』と思われてた
みたい…って、ブログでその感想を更新し続けてる『傍聴オタク』も居る
んですよね。この前ＴＶでやってました。(+_+;A)

ところで…今、カスタムスキンをいじってみたんですけど、手間が大変～！
ベース色をいろいろ試しただけで、ヘトヘトな感じなんですけど～。((+_+))
よくあんなに手入れされてますね～！尊敬～☆

＞ｎｏｍｕｓａｎ様
ダンナ族ももちろん同様ですけど、息子さんが年頃のお母様が観たら
ストレスが高まるんではないかな。。。この作品でも、もたいまさこさんが
ごく普通の母親が驚き奔走する様子をリアルに演じてらして、身に
つまされましたよ。

＞ｎｏｒｉｃ様
もっと話題になって、多くの方に関心を持ってもらいたい内容ですよね。

＞がぁこ様
そう。蘭々ちゃんが元カノ役を演じてるんだけど、元カノに「彼なら、やり
そう～！」とか言われちゃう日常（←過去でも…）だと、たとえこの出来事が
冤罪でも、こんな前向きな展開にはならないんではないかな～!?
下心の無い男は、「早く次の駅に着いてくれーーー！」ぐらいの気持ちで
居ないと、都会で電車には乗れませんな。『男が乗ったら両手は上』！
(~_~;A)

カスタムスキンのベース・カラー ← 「色見本」で見て良い♪と思っても、
全体に広がると違う感じになっちゃうのね。たったこれだけしかしてなのに、
迷いが多過ぎる～！＼(-o-)／
by 流星☆彡 (2007-02-06 21:24)

こんにちは(^-^)　熱いレビューですね！
でも、キモチわかりますー。
「みんな、コレを観なきゃだめよ！！」って言いたくなりますよね。
ＴＢさせていただきますね☆
by ジジョ (2007-02-06 23:02)

＞ジジョ様
お立ち寄りいただき、嬉しいデス♪
私は、言いたいことを完結にまとめられなくて、ダメダメですね～。
^^;　貴女は本当によく映画を観ていらしゃいますね。面白い
作品をまた教えて下さいネ。(^_^)/
by 流星☆彡 (2007-02-07 08:32)

おはようございます♪
衝撃的な映画でした。日本の裁判ってコワイですよね。

思い込みの怖さも感じましたよ。
同じ場面の記憶でも思い込みなどで全然違うものになってしまうんですもん。
悪気はないとはいえ、うーん。
裁判官が「弱冠15歳の少女が・・・」を連発するのを聞いて、それもどーなんだか、、、と思っちゃいました。
ＴＢさせていただきます！
by AnneMarie (2007-02-07 11:19)

＞ＡｎｎｅＭａｒｉｅ様
「弱冠１５歳の少女」…主人公があまりにぞんざいな扱いを受けていた
のと対照的に、丁重に対応されていましたね。私のような女の子の母に
とっては、至極当然に思えましたが、見る方の立場がまったく違ったら
例えば…若い男の子の母親だったら、同じ感覚で感じたでしょうかねぇ。
Ｍａ～この映画の設定では、本当に邪気のない被害を受けた少女でしたが、
最近のＹｏｕｎｇＬａｄｉｅｓの肌の露出具合って、ちょっとばかし挑発的な
ところもありますからねぇ。。。(*_*;A)
娘を持ったら、“きちんと着させる！” 息子を持ったら、両手の在りかに
最大限に注意させる！・・・電車に乗る時の身の処し方も、愛する子供に
教えておく事。←これも、都会で生き抜くための親の心配りかな。^^;
アパートの管理人さん（竹中直人）が、「そ～言えば変だった！」とか
いいかげんな事言うじゃない！？あれも、どんどん思い込んでいって
しまってるのよね。怖いよね。。。Ｕ～ｎ。
by 流星☆彡 (2007-02-07 11:47)

興味あり観たいです。
周防監督、ファンです。

それにしても相変わらずすごいです。
映画見ている本数！

それでもボクはやっていない
＆
幸せのちから
＆
愛の流刑地
・・・
観たい映画☆
by さおりん (2007-02-07 18:27)

私のブログにまたまた寄っていただきありがとうございます。流星☆彡さんもこの映画見たのですね。私もTB送ります。よろしくお願いしまーす。
by naonao (2007-02-07 21:55)

＞さおりん様
お元気そうでなによりデス♪(*^_^*)
映画…「映画ブログ」を更新されてるブロガーさんだとも～～っと沢山
観てらして、こんな頻度でネタがこれだけだと更新も滞るんですけど、
出かけて写真とかを整理して内容をまとめようとすると、あっと言うに
３日ぐらい過ぎてしまう私なので、ネットで写真を調達して感想を書くだけ
で済む映画感想のほうが、更新を続けることを考えると楽かな～。

『愛ルケ』←私も、試写会が当たってたりしたんだけど、見損ねています。
豊悦…剛ポン♡主演の『日本沈没』の頃からず～っとそうだけど、あの
チリチリ頭。どう思います～?! 昔は、サラサラＨａｉｒ☆が素敵だったんだ
けど。。。(*_*;A)

＞ｎａｏｎａｏ様
『ドリームガールズ』…貴女の記事でサントラ曲を聴けることを知って、
その後聴き続けてきまして。。。今日２度目の試写会を大いに楽しむ
ことができました♪(*^^)v　内容の充実した記事を書かれているので、
とてもありがたく活用させていただいてます！m(__)m
by 流星☆彡 (2007-02-08 00:51)

こんばんはーーー。
映画を観るのに、ものすごく気分のいい日を選んで、パワーがある日にいったんですが、帰りはぐったりでした。母親の気持ちがとにかく辛かった。いつ、子供がそんなことになるか分かりませんから。怖いです。
冤罪で訴えられるって。。。しかも、痴漢という犯罪です。
一番理不尽だと思うのは、本当にやった人間が、罪を認めてあっさり釈放され、否認をすれば拘留、起訴という犯罪者になること。
納得いかない事が世の中には多いです。
ご親戚に裁判官がいらしても、やはり、普段から犯罪や裁判に関わるものでもないですものね。
できれば、一生、そういうことに関わらず暮らしたいと、切に願います。
by kayamariyon (2007-02-08 23:45)

＞ｋａｙａｍａｒｉｙｏｎ様
『デスノート』を観た時にもそう思いましたが、母親の気持ちを思うとしんどい
…そんな内容でしたよね。年頃の息子さんが居らしたら尚更。。。
これ、主人公は本当にやってないのか？！…って話を始めたら、『羅生門』
みたいになってしまいますよね。周防監督も参加した試写会の意見交換で、
観客の中で「このストーリーの真犯人はこの電車内に居たのか！？」って
質問をした方が居たんですって！本当に、“主人公の隣りに居た”はずの
男性が犯人でなかったら、もうこの出来事自体が嘘か真か混沌としてしまい
ますよね。だからこそ、取り調べるほうも大変…だと同情が湧いてくる事件だと
思います。
誰かが悪い！…というよりも、体制が理不尽なんだってことを、再確認しなけ
ればならない…そんな事を思ったりしています。
by 流星☆彡 (2007-02-09 00:20)

＞ｍｉｃｈａｎ様
ＴｈａｎｋＹｏｕｆｏｒＹｏｕｒＮｉｃｅ！(^_^)/
by 流星☆彡 (2007-02-11 11:58)

流星☆彡さん、こんにちは！　ご訪問ありがとうございました。
昨夜はソネブロのメンテナンスに引っかかり、ごあいさつが遅れて失礼いたしました。
熱のこもったレビューですね！　そして、一文一文に共感いたします。
私も判事の娘でありながら、現場の様子を生前の父に聞いたことはなく、映画に少なからずショックを受けました。
でも、役所さん演じる弁護士が裁判官の気持ちを代弁してくれて、救われた面もあります。
うちの父は、いまで言う過労死でした。あまりに忙しすぎ、人が人を裁くことのストレスも強く感じていたと思います。
この映画が、いまのシステムの限界を知り、少しでも改善に向かうためのきっかけになればいいですね。
こちらからもTBさせていただきました。どうぞよろしくお願いします。
追伸：私も「新選組！」の大ファンでございます！！
by チヨロギ (2007-02-21 10:05)

＞チョロギ様
お立ち寄りいただき、ありがとうございました！m(__)m　そして、そちらにもこちらにも
ご丁寧なコメントを頂き、とても嬉しく読ませていただきました。(*^_^*)
貴女もおっしゃっておられるよ～に、“「コイツさえいなければ」みたいな悪者がいる
わけではない”…描き方で、裁く側の思いを憂う者（私達のよ～に！）にも受け入れ
られる姿勢を、周防監督は見せてくれたと思います。
この記事を書いてから、他の記事を読んだり関連情報を調べて補ってきたりしている
ので、こんな拙文を読んでいただくのは恐縮だったのですが、こうして交流ができて、
とても嬉しくＬｕｃｋｙな思いに浸っている私だったりいたします。(^^ゞ

貴方プロフィールの〔好きなもの＝大河ドラマ「新選組！」と、そこに出ていた人びと。
三谷幸喜。〕←に、大喜びしております♪(*^^)b　また、おじゃまさせて下さいマセ！(^_^)/
by 流星☆彡 (2007-02-21 13:14)