「マッチポイント」を 観ました♪

前評判も、数々のブログ記事の感想も、概ね好評な 『マッチポイント』

延長されていたロードショー公開の最終日（!）に、映画館に駆け込んで

観てきました♪ 今 最も“旬な”女優＝スカーレット・ヨハンソンを

　ぜひ大スクリーンで 観ておきたくて

　公式ＨＰは こちら（雨の日は 傘差そう！ ^^; ）

この作品は、映画ファンなら 誰でも その名前に 覚えがあるだろう…

　ウディ・アレン監督の 最新作

でもね…先週 ブライアン・デ・パルマ監督に 固執して、

わざわざ映画館に足を運んだ 『ブラック・ダリア』に

ちょっと裏切られた感を 持っていた折、

ＤＶＤ等が出てから観ようかと 迷っていたんです。ですがっ！

これは 面白かった～☆ …と言うか、

既に 御年７０才を超えた監督が描いたとは思えないような 恋愛模様と、

流石 “年の功”な 人生描写に 唸るような、人間ドラマでした。

 

　

あっちでも こっちでも…の 二重生活↑。。。（男性だったら、羨ましい？！）

 

物語の主軸は、古くから よく展開されてきた…

立身出世を目論む 才能豊かな青年が、上流階級の家に取り入り、

上流階級の娘との生活を上手く運ぶために、邪魔になった 恋人を・・・

　という筋書き。これは、過去の映画でも

『陽のあたる場所』とか『太陽がいっぱい』とか 数々の名作の主題と

なってきた テーマですね。

日本文学では 小説『青春の蹉跌』（石川達三）が 有名かな。

ですが・・・

この映画は、その結末＝罪を犯してしまった主人公が 罰せられるか！？

…に 関して、皮肉屋のウディ・アレンらしい “息を呑む”終結を 用意してくれて

いるのです！！

演出技法にしろ とてもオーソドックスな手法で展開されるので、

ミステリー的な要素で捉えると、とても見やすく 分かりやすい作品。

この「ラスト」が なければ、芸術の香りに満ちた 趣深い作品で あっても、

“ありがちな”作品と 評されていたかも しれません。

名匠＝ウディ・アレンが 基軸に置いた 真のテーマ

“人生で いかに「運」の果たす役割が大きいか”…に 関しては、

私は “運が悪かった立場”の 感想として、とても “腑に落ちる”ラストで

あったように 思えます。いささか 後味は悪かったですけど。。。

こういう顛末って、確かに在る！…と 思えて。

ですがっ！！！ 今１０代の娘に 同様の感想を持たれたら、困ります。((+_+；))

“人の世は こんなもの”と 思っては欲しくない！「この映画が面白かった♪」と

言っておいて、矛盾してますが。。。大人って、まったく矛盾の産物。。。^^;

 

　お目当て（!）の スカーレット・ヨハンソンは、

期待を裏切らない 妖艶な魅力で、男性が 夢中になって“はまり込む”女性を

見事に見せてくれました♪ （実は…ＢＡＢＹの時に抱っこした、オムツも替えた

姪と同い年（＝２２才）で、ちょっとショックだったりして。。。(*_*；)ゞ ）

　← このジョナサン・リース・メイヤーズ君

最近 観た 『Ｍ：ｉ：Ⅲ』では、全然 印象に残らない役どころで 出演してたのですが、

今作では 悩み苦しみながらも 「人生の勝者」目指して苦闘する ズルイ男を

リアルに演じていて、要注目な 素敵ａｃｔｏｒでした～♪

　そして、“生まれ育った”ニューヨークを 愛し、

過去ずっと ニューヨークでのドラマに こだわり続けてきた ウディ・アレン監督が、

３７作目にして初めて（!!）描いた ロンドンの風情も、とても 見応えが ありました。

美術ファンや（今作の音楽としてｆｕｔｕｒｅされた…）オペラｆａｎの方には、

この点も 見所・聴き所でしょうネ！(*^^)v

今後、ＤＶＤで鑑賞される“大人の方”は、未成年の お子様に配慮されつつ

楽しんで下されませね～！(^_^；)/

コメント 15

こんにちは。ウディ・アレンは好きな監督です。
「マッチ・ポイント」の結末はアレン監督ならではのものですが、
そこへのもっていきかたがすごいですね。あの指輪がねぇ…。
by りんこう (2006-11-19 11:47) 

＞りんこう様
こんばんは！(^_^)/　私は、『ダリ回顧展』で 人の後頭部を いっぱい見て[どくろ]
帰ってきましたが、良いｃｏｎｄｉｔｉｏｎで 鑑賞できると良いですネ。^^;　
貴男は この作品を ご覧になっているんですね。
私が思うに…主人公にとって 一番の「幸運」は、“あの指輪”が こちら側に
落ちた事よりも、担当する警察が “へなちょこ”だった[あせっ]事のほうが
ずっと 幸運だったよ～な気がするんですけれど。。。(*_*；)ゞ ｎａ～ｎｔｅ[あせっ]
by 流星☆彡 (2006-11-19 19:30) 

ただいま～♪
いろいろ心配かけちゃってごめんねー。（＾＾；）
取り急ぎご報告にきました。(o^-')b
by がぁこ (2006-11-19 19:42) 

＞がぁこ様
お帰りなさいまし～♪ 流石☆素早い～！…って、自営でＰＣで お仕事してるん
ですもの ね。でも…尊敬～☆
by 流星☆彡 (2006-11-19 19:56) 

こんばんは～。ご無沙汰しちゃってます。
このラストは本当に天晴れなラストでした～。どっちにも転びうる展開だったので、予測なんてできなかったし～。
ジョナサン君は、私はM:i:3の時の方が『きゅんっ♪』ときちゃったのですが（笑）
TBさせてもらっちゃいますね。
by まみりん (2006-11-19 23:39) 

＞まみりん様
お元気そうに復帰されてて、嬉しかったデス♪(^_^)/
『Ｍ：ｉ：Ⅲ』のジョナサン君♡ 始終 乗り物の操縦姿だったから、表情の記憶が
無いんですけど…[うーむ] でも、「バチカンに来た“見学者”」役の服装の時が
可愛かった印象が～♪(#^-^#)
ところで…大泉洋クン☆←今まで 視力全開（コンタクト装着）の状態では 観て
なかったの～(?_?)　そりゃ また[・・・] 北海道旅行に行った時、「札幌銀行」の
Ｍａｉｎキャラクターだったのに 感心したのにさ～[あせっ]
⇒http://blog.so-net.ne.jp/ryuuseinosadoru/2006-10-21-2
by 流星☆彡 (2006-11-20 00:07) 

いつも、映画のコメントはおもしろいですね。母の視点からのコメントがおもしろいです。
関係ないですが、今日の名言・・・『ほんとうに人を愛するということは、
その人が一人でいても生きていけるようにしてあげることだ。』…三浦綾子
に、かなり考えさせられました。彼女がひとりでも生きていけるように、私がしてあげられることは何なのか。とてもとても難しい。
by ゆりまる (2006-11-20 08:57) 

＞ゆりまる様
あはは[にこっ] 私は 「自分が これ これ こ～いう事情・状況なんだけど…」と
いう記事を 書かないで居るので、その分 映画の感想に 状況と思いを 投影
しているの。私自身、親（←特に母が！）私の事を 語って悩んでいるのが
ひどくイヤだったから （…ウチの母親は 特に家事も苦手な “ダメ母”なくせに、
やたらと 私の事で 悩みたがってた（!!）から…[どくろ]）、それを反面教師に して、
社会の事とか 別な話題に投影して 考えるように してるのデス。
演出や役者の批評が したくて、記事に書いてる訳では（実は…）ないのよね。
^^;
この言葉…考えさせられますよね。これ以上 気に入った言葉を 見つけられ
なかったら、ずっと サイドバーに残留するかな～!? (^_^;)ゞ
by 流星☆彡 (2006-11-20 11:05) 

今日は少しマシみたいですね。
あ～、いよいよ映画のタダ券の有効期限が迫る・・・。まだ何を観るか決めてません。まあ、タダですからね。何でもいいわけですけど・・・。せっかく時間を潰すのだからね。
by nonkumi (2006-11-20 17:36) 

『太陽がいっぱい』好きな映画です♪マッチポイントはウディ・アレン監督じゃなかったら見ない様な映画です☆ちょっと気になるので要チェックしてみますね♪
by (2006-11-20 17:49) 

＞ｎｏｍｕｓａｎ様
今 動画ＵＰを 企んでるんですけど、重～い[たらー]
サイドバーにも いろいろ付けちゃったから、悪状況に 拍車を かけてるかな～[あせっ]
『長州ファイブ』は、その券では 観られないのですか～(・・?
感想 聞かせていただきたいのに。。。^^;

＞ｍｏｃｈｉ様
『マッチポイント』を観られるなら、間違っても 彼女と一緒に観ないよ～に 気を
つけて下されマセ！男女間での「騙す」「裏切る」満載なので、そういった事と
無縁な 同性同士で観る方が いいですよね。これを参考に（!）男同士で作戦を
練られたら、ちょっと怖いですけど[がーん]
by 流星☆彡 (2006-11-21 00:09) 

[にこっ]間に合ってよかったです～～。
そういえば、監督はウディ・アレンでしたね。
実は、私とっても苦手なんですよー、俳優としても監督としても。でも今回は後味悪いくせにおもしろい映画でしたよね。観終わってからもいろいろと想像したくなるような映画ですしたねー。
この映画で、オペラにも興味を持つようにになりました[おんぷ]
サントラチェックしてみようと思ってます[わはっ]
by AnneMarie (2006-11-21 20:27) 

＞ＡｎｎｅＭｒｉｅ様
うふふ♪実は私、「恵比寿ガーデンシネマ」に 行った事が なくて、それで いい
機会だから、無理して このロードショーに 行ってきちゃったの！(^^ゞ
ウディ・アレン…私が映画を観始めた頃 『アニー・ホール』がアカデミー賞を
獲ったりして、一生懸命（!?）映画雑誌の解説を読んだりして 観た…のが
懐かしい思い出です。私も、文学とかＪＡＺＺに 深い造詣が ある訳では なく、
だから ずっと そういった方々が 面白がるような鑑賞は できなかったのです
けど、今作は この結末で キメましたよね。(^_-)-☆
“彼は、結局 満足して幸福なのか !? いや、実は 穏やかな心持ちでは もう
過ごせないでしょ。結局。。。”←という表情が、ラスト・シーンに出てたか？！
…てな感想を 持ちつつ居ります～☆
オペラ…私 合唱を やってたんですけど、ＯＬ時代に、著名な新聞記者の方が
声楽の趣味で公演された オペラ作品に、市民役で出演した事が あるのよん♪
『パリアッチ（道化師）』という作品なんだけど、「オペラ」を思うと すぐに
その時の事を 思い出します～♪ ほとんどが、男女間がドロドロして 殺人に
発展する…筋書きなのよね。オペラって[たらー]
by 流星☆彡 (2006-11-21 20:55) 

ええぇぇ！　オペラってそうなんですかー、知らなかったです。
ってよりも驚きよりも、オペラで舞台出演されたことがある流星さんにビックリですよー。
もね。
やったことがないってほどいろんな経験されてますよね。
私も流星さんのように好奇心がしぼんでしまわないようにしたいです[おんぷ]
by AnneMarie (2006-11-22 13:26) 

＞Ａｎｎｅ Ｍａｒｉｅ様
大雑把な言い方でしたけど、パンフレットにも こう↓ありますよん！
「音楽に ついて－（この作品は…）欲望・情熱・殺人・裏切りなど、オペラと
同じ題材を扱っている。だからオペラ音楽を使いたかった。」
親子愛や友情とかを ｍａｉｎに描いた＝“文部省推薦”的な 筋書きって、
ないですよね[あせっ] とにかく「恋愛（含 もめごと[たらー]）」ですよ。
オペラと言ったら[・・・]
“やったことがないってほどいろんな経験”なんて してないですよ～。
それは 大袈裟だ～！(~_~;A)
by 流星☆彡 (2006-11-22 15:57)